菊ちゃん
私はかつて健康飲料を販売する会社で十八年間勤めていました。
でも転んで足に怪我をしてしまい、それでもしばらく仕事を続けていたのですが、どんどん悪化し仕事が出来なくなってしまいまいした。
仲間たちに別れを告げ、会社を退社しました。
でも入社してから三年後、実母が倒れて入院し亡くなってしまいました。
母の家の片付けをしながら休養することに決め、会社を去りました。
少しずつ気持ちが落ち着いてから元気を取り戻し、また社会に出てみようと思うようになりました。再々度チャレンジする事に決め、アットホームそうな会社だったので、佐久間木材に入社しました。
実際、長い歴史と伝統を持つ会社なのに、下町の良い雰囲気のある親しみやすい会社でした。
そんな良い雰囲気を持った我が社の事務所は、入社後にリニューアルされ、以前よりも木材を多用し、温かみがあり、機能的でおしゃれで素敵な事務所になりました。
一見材木屋さんとは思えない、モダンな明るい下町の木材屋さんに生まれ変わりました。
お客様や通りすがりの人に”木のいい香りがしますね”とよく言われ、嬉しくなります。
その佐久間木材で仕事をさせていただいていることで、常日頃も木に関心を持つようになりました。
人生の半世紀を過ぎた私は、一瞬一瞬を何に対しても一生懸命に、そして正直に取り組んできました。
現在も自分磨きの為に持ち前の笑顔、気力で日々勉強中です。
でも時に体力の限界を感じる時があります。
私は「どげんかせんといかん」と自分自身に悪戦苦闘しているのが現状です。
スムーズな対応が出来、お客様から「ありがとう」って言われると元気が出ます。
しかし嬉しい事ばかりではなく、電話対応の時に聞き取りにくいことがあり、お客様の名前や内容を正しく伝えられる事が出来ず、へこむ時もあります。
そんな私ですが、これからも木の良さを知り、木材を使うことで資源を循環させ、環境改善にも貢献しながら、ずっとお客様とお付き合いが出来ますよう頑張ります。
また、皆さんに助けていただき今がある事を感謝しています。
人は考え方によって変わる事ができ、また行動しなければ何も変わることができません。
私は残された人生を前向きに歩んでいこうと思っています。